社員が主体的に採用活動に関わり、マッチした人財を獲得

イベント21では新卒採用に注力し、新入社員数増などの成果をあげています。採用活動の特徴や具体的な取り組みについてお話しいただきました。
イベント21の採用活動の特徴を教えてください。
小杉さん 人事部がなく、全社員が面接などさまざまな形で採用に関わる点です。採用決定も各拠点の拠点長に委ねられています。イベント21の理念を一緒に実現できる方を採用できるよう、社員一人ひとりが工夫していますね。
尾高さん ある程度決まった採用フローはありますが、拠点ごとに採用の仕方を工夫しており、社員のアイディアで「1DAYインターン」を実施し、実際の仕事を経験できる場を設けている拠点もあります。
選考時に導入している「人生の10年後を考えるドリームマップ」は、どのようなものなのでしょうか?
小杉さん 「10年後になりたい自分」について考えてもらい、イベント21を通してどのような成長をしたいのかをすり合わせる取り組みです。入社後のイメージが明確になるため、よりマッチした人財を採用でき、入社後のフォローがしやすくなります。
仕事を通じて個人の夢も叶えられる、といった仕事のあり方を大切にしています。
例えばドリームマップに「音楽イベントに携わりたい」と書いているメンバーであれば、関係する案件が発生した時にアサインするといったイメージです。やりがいを持って仕事ができるよう、積極的にドリームマップを活用していますね。
「社員の自主性」がイベント21の働きやすさにつながっている
取材を通して、イベント21の働きやすさの理由は、会社が社員を必ず守るという覚悟を決めている点。企業理念である「you happy, we happy!」が社内に深く浸透している点。社員一人ひとりが自主性を持ち、採用や環境づくりに取り組んでいる点にあると感じました。
働きやすい環境づくりというと、会社側の配慮や制度づくりがメインだと思われる傾向があります。しかし、本当に働きやすい環境を実現するには、社員一人ひとりの自主的な取り組みも重要だと気づかされました。
(取材・文/川瀬ゆう)